即効性精力剤の効果や副作用は?精力増強時の注意事項
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巷には精力剤や強壮剤などが数多く出回っています。
それだけ精力減退に悩む男性が多いということなのですが、これらに副作用などの心配はないのでしょうか。
また、本当に勃起力アップの効果があるのでしょうか。
ここでは、いろんな方面から精力剤や強壮剤について見ていくことにします。
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精力剤の副作用
精力剤の分類方法はいろいろあるのですが、ここでは即効性のある精力剤と即効性のない精力剤に分けて考えてみましょう。
即効性があるのはバイアグラなどの勃起促進薬で、即効性がないのは精力サプリです。即効性があるということは、強い成分を使っているということです。
そのため効果もあるのですが、強い成分を使うということは、副作用も出てきてしまいます。たとえば、バイアグラは心臓に疾患がある人が使うと、死に至ることもあると言うものであり、使い方を誤るとかなり危険です。
その点では、即効性のない精力サプリにはそれほど強力な成分は含まれていないので、安心して飲むことが可能です。
勃起促進薬にはバイアグラ、レビトラ、シアリスなどがあります。これらはそれぞれ含まれる成分が違うのですが、大筋では同じ作用をすると考えていいでしょう。
勃起促進薬は、勃起を抑制する酵素のPED5の生成を阻害することで、勃起を持続させるものです。勃起は、cGMPという酵素によって起こります。
そして、勃起したあとに射精したりして性的興奮が収るようなとき、ペニスを正常な状態に戻すために出てくる酵素がPED5なのです。
いわゆる勃起力不足や中折れといわれる現象は、まだ勃起状態が必要なのに、早々とPED5が分泌されるために起こります。
勃起促進薬は、このPED5の分泌を抑えて勃起状態を持続させるものです。これでも勃起力不足や中折れを改善する効果はあるのですが、PED5を抑えるだけでは本当の意味の精力増強、勃起力アップとはいえません。
というのは、精力を増強し、勃起力をアップさせるのはcGMPだからです。しかし、勃起促進薬にはcGMPを生成する効能はありません。
そのため、真に精力増強剤といえるのは、cGMPを分泌する作用を促すものだけなのです。cGMPを生み出すには一酸化窒素が必要となります。
一酸化窒素を生み出す基は、L-アルギニン、L-シトルリンなどの成分です。これらを適正に配合したサプリメントが、本当の意味での精力増強剤といえるのです。
強精剤とは
強精剤は、男性ホルモンの減少が精力低下や勃起力不足の原因であるとして、男性ホルモンを補うことで改善しようというものです。
また、血行を促進させ、勃起力や勃起の維持を高めるために活用されます。男性ホルモンの中でも、精力増強に効力があるのはテストステロンです。
テストステロンは年齢とともに分泌量が低下していくので、何も手を施さないとしたら減少の一途をたどります。特に運動不足や睡眠不足、食生活の乱れなどが重なると、なおさらテストステロンは減少していきます。
テストステロンが不足すると、勃起力が低下するだけでなく性欲そのものが薄れ、男性らしさがなくなったり、肥満などの生活習慣病まで引き起こす可能性があります。
このように、テストステロンは男性の性機能はもとより、健康全般についても必要不可欠なホルモンなのです。
強精剤の成分
では、強精剤に含まれる成分にはどのようなものがあるのでしょうか。
ヨヒンビン
ヨヒンビンは強精剤の代表的な成分です。まだバイアグラなどの勃起促進薬がなかった頃には、勃起薬として使用されていました。
つまり、それだけ精力増強や勃起力アップに高い効能があるということになります。
西アフリカに自生するヨヒンベという植物から抽出した成分ですが、日本では劇薬に指定されています。それは危険な副作用を持つからなのですが、そのかわり勃起薬としてはかなりの即効性があります。
自律神経の交感神経を麻痺させる効果があり、勃起を促進する副交感神経を強制的に優位にさせる働きがあります。
また、ペニスの血管を拡張する作用があるので、海綿体に流れ込む血液量が増えることになり、勃起力低下で悩む男性の救世主となる成分です。
ストリキニーネ
これも、強精剤の代表的な成分として知られています。強力な中枢興奮作用を与える効果があり、劇薬に指定されています。
ストリキニーネはマチン科の樹脂であるマチンから抽出されたもので、脳やせき髄に作用して性的興奮を起こします。
メチルテストステロン
メチルテストステロンは、テストステロンを壊れづらくした物質です。
通常のテストステロンは、摂取しても肝臓で分解されてしまうため、メチルテストステロンに加工して分解できないようにします。
強精剤にはテストステロンではなく、メチルテストステロンが配合されているのが一般的です。
精力サプリとは
精力サプリとは、勃起力をアップさせたり、精力を増強する成分を配合したサプリメントです。
サプリメントなので即効性はありませんが、医薬品と違って副作用もなく安心して飲むことができます。
また、即効性はないものの、継続して飲むことで精力増強と勃起力アップに効果があります。
精力サプリには、以下のような成分が含まれています。
シトルリン
スイカなどのウリ科の植物に含まれる成分で、日本では2007年に医薬品指定が解除されて、サプリメントとして利用できるようになりました。
シトルリンは血管に入ると一酸化窒素を出して血管を拡張する働きがあります。勃起力が低下する原因に動脈硬化による血行不良がありますが、シトルリンを服用すると血管が広がるために血行がよくなり、ペニスに流れ込む血液量が増えて勃起力がアップします。
また、アルギニンを同時に摂取すると相乗効果が働いて精力増強作用が促進されます。さらに、運動時のパフォーマンスが促進され、アンチエイジングにも大きな効果を発揮します。
シトルリンの摂取により、男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌も促進されるため、ペニス増大効果も生まれます。
アルギニン
アルギニンは体内で作ることのできる非必須アミノ酸です。
しかし、体内で作られる量では足りないため、食物やサプリメントなどで補う必要のある成分です。
アルギニンにも血管を拡張する作用があるため、シトルリンと同様の効果があります。また、アルギニンは体内でシトルリンに変換されてさらに一酸化窒素を増やします。
亜鉛
亜鉛はセックスミネラルとも呼ばれるほど、性機能と密接な関係があります。
精子を作るのにも必須とされるミネラルで、体内では作ることができないことから、食物やサプリメントで摂取する必要のある成分です。
シトルリンやアルギニンと同様に、男性機能改善に欠かすことのできない成分であり、亜鉛が含まれない精力サプリは効果が期待できません。
トンカットアリ
男性が精力や勃起力をアップするのに重要な事は、精子を多く作ることです。精子の数が増えると、その受け皿となる精液の量が増えることになります。
精液が増えると、射精するためのメカニズムが活発になるため、これが精力増強につながるわけです。
精子を作るにはテストステロンの分泌を増やす必要がありますが、トンカットアリにはテストステロンの増加を促進する働きがあります。
トンカットアリは、マレーシアなど東南アジアの国々で、昔から男性更年期障害や性欲増進の強壮剤として使われてきました。
マカ
マカには性欲をアップさせる効果があります。マカはペルーのアンデス山脈の高地に自生する多年草です。
厳しい環境で育ったマカはその根に養分を蓄えます。この根を食べた人が元気になり、性欲も増進したことから、マカに精力アップ効果があるという噂が一気に広まりました。
長年の研究の結果、マカには精子を増やす作用があることがわかり、精力増強に効果があることが認められたのです。
マカには催淫効果もあり、男性ホルモンは増加しないものの、性欲が高まることがペルーの研究チームの報告でわかっています。
朝鮮人参
朝鮮人参には、男性機能を高め強精に役立つ成分が含まれています。朝鮮人参は、血管系、内分泌系、神経系など体の内側から改善して精力を増強します。
また、朝鮮人参には男性ホルモンを増加させる作用があり、精子数と精子の運動率を上げる効果があることがわかっています。
性機能改善には、精子の数の増加とともに、精子の運動率の増加が重要です。
その理由は、元気のよい精子を大量に作るための受け皿として精液が必要となり、その精液を射精するために精力が必要となる事が挙げられます。
つまり、精子が少なく運動率も悪いと、精液もあまり作られず、それを噴出させる精力も必要なくなるのです。
また、朝鮮人参には心理的ストレスを改善する効果があり、ストレスによる精力減退を抑制する働きがあります。
クラチャイダム
クラチャイダムはタイに自生する天然ハーブで、性欲増進効果と勃起力を持続させる作用があります。
さらに、クラチャイダムには媚薬効果もあり、性的興奮を高めてセックスをより楽しいものにしてくれます。
クラチャイダムは、現地タイでは精力増強のほかに心臓病や高血圧、肥満の改善薬としても昔から重宝されています。
配合成分が多いサプリは要注意
コンビニや薬局で売っている強精剤には、シトルリンを配合したものはまだ少ないようです。そのため、アルギニンや亜鉛を含んだ強精剤か、アルギニンや亜鉛を含んでいるマカやクラチャイダムなどを配合した強精剤を選ぶと良いでしょう。
ところで、精力サプリや強精剤の中には、100種類以上の有効成分を配合したものがあります。こんなに配合されていると、それだけで効き目がありそうですね。
しかし、精力や勃起力アップのためには、これほど多くの成分を必要としません。
精力や勃起力のために必要な成分は30種類くらいなので、それ以外は不要なものが入っていることになります。
不要なもの入っていても害はないのですが、ここでひとつ問題があります。サプリメントは錠剤やカプセルが多いのですが、どちらも大きさに限りがあるため、詰め込める成分量に限度があります。
そのため、不要な成分が多く入っているという事は、必要な成分を十分に配合出来ていない、という事に繋がります。
つまり、不要な成分のために必要な成分が削られてしまうわけです。どんなに有効な成分でも、十分な量が配合されていないと効果が発揮されません。
そのため、100種類とか200種類の成分を配合しているようなサプリメントは、避けたほうがいいでしょう。
そういうサプリメントは効果がないと言っては言い過ぎかもしれませんが、少なくとも効果が薄いことはおわかりいただけると思います。
100種類もの成分を配合しているサプリメントよりも、精力や勃起力アップに欠かせないシトルリンやアルギニン、亜鉛などを何グラム配合しているか、しっかり明記したものを購入するようにしましょう。
精力サプリの安全性
精力サプリは即効性はありませんが、長期間服用することで確実に精力がつきます。また、サプリメントは健康食品なので、医薬品と違って用法要領を守っている限り副作用はありません。
医薬品は即効性がありますが、即効性があるということは強力な成分を使っているということになります。
強力な成分を服用してしまうと、大なり小なり体に影響が出ることになって、それが副作用となって現れることになります。
しかし、精力サプリには医師や薬剤師の指導が必要となる、医薬品に分類されるような成分は一切入っていないので、副作用が起こることはないのです。
精力サプリが毎日飲み続けられる理由はそこにあります。医薬品であれば、毎日飲み続ければそれだけで体に悪影響が出てしまいます。
このように、精力サプリは長く飲み続けることによって、徐々に効き目が現れます。即効性がないことを不満に思う方もいるかもしれませんが、体に負担をかけることなく精力を増強できるのは大きなメリットです。
ただし、精力サプリには粗悪品もあるので、購入時には十分注意しましょう。
前述しましたように、有効成分を100種類も200種類も配合したような精力サプリは、一見効果があるように思えますが、よく考えると効果が薄いことがわかります。
それは、多くの種類をカプセルに詰め込んでしまうと、1つ1つの成分量はどうしても少なくなってしまうため、飲んでも効果が発揮されないことになります。
どんな成分でも、効果が出るためには最低限必要となる量があります。必要な量が配合されていないと、アルギニンやシトルリンなどの必須成分が成分表に記載れていても、実際には効き目はありません。
また、成分の種類は多くなくても、賦形剤を必要以上に含有している精力サプリも見受けられます。
賦形剤は錠剤を形作るための材料なので、ある程度は必要なのですが、中には賦形剤がやたらと多い精力サプリがあります。
これも余分な成分を配合していることになるため、その分必要な成分が配合できていないことになります。
精力サプリは決して安いものではないので、このようなまがい物にだまされないように注意しましょう。
まとめ
精力減退には精力サプリが有効です。バイアグラなどの勃起促進薬と違って、精力サプリには副作用がないので安心して飲むことができます。
勃起促進薬は勃起を阻害する物質を取り除いて勃起を持続させるだけで、根本から精力を増強させるものではありません。
本当の意味での勢力増進には、精力サプリのほうが有効です。精力サプリの主成分はシトルリン、アルギニン、亜鉛などです。
これらの有効成分が十分に配合されていないと、精力増強、勃起力アップの効果はありません。
精力サプリの中には、100種類以上の成分を配合したものがありますが、成分数が多ければ良いというものではありません。
成分数が多いということは、1つ1つの成分量が少ないということになるので、それでは効果はありません。
精力サプリを購入する際は、十分注意してまがい物をつかまされないようにしましょう。
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