L-シトルリンがペニス増大に有効な理由
2022年12月16日
カテゴリーペニス増大
L-シトルリンは、ペニス増大サプリや精力剤、強壮剤、栄養ドリンクなどでおなじみの成分です。
L-シトルリンを摂取すると勃起力がアップして精力が増強され、ペニス増大にも効果があるといいます。では、L-シトルリンとはどんな成分なのでしょうか。
男性の性機能にさまざまな恩恵をもたらしてくれる、L-シトルリンを深堀りしてみました。
Contents
シトルリンとは?
シトルリンは1930年にスイカから発見されました。そのため、シトルリンという名前は、スイカの学術名「Citrullus vulgaris」に由来しています。
発見したのは日本人ですが、日本ではずっと医薬品に分類されていたために、サプリメントに使われるようになったのは2007年からです。
ウリ科の植物に多く含まれるので、スイカ以外にもメロン、キュウリ、ゴーヤなどに含まれています。ただし、これらを食べて必要量を摂取するのはかなり困難です。
たとえば、シトルリン100mgを摂取しようとするとキュウリ約10本ほどになりますから、現実的に考えてそれだけ食べるのは無理があります。
そのため、摂取するのはサプリメントからということになります。L-シトルリンはアミノ酸の一種で、体の中で合成することができます。
アミノ酸には体の中で合成できる非必須アミノ酸と、合成できない必須アミノ酸があります。L-シトルリンは体の中で合成できるので、一応非必須アミノ酸に分類されます。
「一応」と言ったのは、普通の非必須アミノ酸とは少し違うからです。L-シトルリンは特殊なアミノ酸で、必須、非必須アミノ酸のどちらとも違う性質を持っています。
通常、アミノ酸は蛋白質を合成するために使われるので、体の中に固形状で存在することが多いのですが、L-シトルリンは蛋白質の合成には使用されず、遊離した状態で血液や細胞の中に存在します。
血液中に存在するため、血管内で一酸化窒素を生成して血管を拡張できるわけです。ちなみに、L-シトルリンは体の中で合成できるといっても、十分な量が作れるわけではありません。
子供から大人へと変わっていく第二次性徴期にはL-シトルリンが大量に必要になるため、体の中で合成する量だけでは足りなくなります。
また、中高年になって体の機能が衰えてくるとL-シトルリンの合成量も減ってくるので、こういった時期にはサプリメントで補う必要があります。
ちなみに、L-シトルリンはシトルリンと呼ばれることもありますが、どちらも同じものと考えて差し支えありません。
実はシトルリンにはL-シトルリンとD-シトルリンがあるのですが、人体に作用するのはL-シトルリンのほうです。そのため、L-シトルリンと表記されることが多いのです。
ちなみに、L-シトルリンとD-シトルリンは同じシトルリンでも、似ているわけではありません。
L-シトルリンとD-シトルリンの違い
同じシトルリンでも、人体に有効に作用するのはL-シトルリンだけです。そのため、一般に出回っているペニス増大サプリや精力剤、強壮剤などに使われているのはL-シトルリンだけで、D-シトルリンが使われることはありません。
D-シトルリンは人体にはまったく作用しないので、たとえ飲んだとしても尿や便となって排出されるだけです。シトルリンはアミノ酸の一種ですが、この世のあらゆる生き物はL型アミノ酸を有効に使って生命活動に役立てています。
しかし、D型アミノ酸はその有効性もよくわかっておらず、謎に包まれたままなのです。
そのため、サプリメントなどに使われるのはL-シトルリンのみで、D-シトルリンが使われることはないのですが、もしかすると現代医学のレベルで解明されていないだけで、D-シトルリンにも人体にとって有効な作用があるのかもしれません。
もとは医薬品だった!
L-シトルリンはもともと医薬品で、高血圧の治療薬として使われていました。
しかし、現在は高血圧の治療にはもっと効果のある成分が開発されたので、医薬品として使われることはほとんどなくなりました。
そのかわり、L-シトルリンはサプリメントとして使われるようになったのです。もとは高血圧の治療薬なので、その効果は絶大です。
だから勃起力アップにも、ペニス増大にも威力を発揮するのは当然なのです。もとは医薬品ですが、L-シトルリンは数々の臨床試験をクリアしているので、副作用の心配はほとんど無いので、安心して使うことができます。
サプリメントに使えるのも、このように高い安全性が保証されているからなのです。
スポーツにも活用
L-シトルリンはずっと医薬品として扱われてきましたが、それは医薬品としての効能があったからです。
その後、2007年に厚生労働省の食薬区分改正により食品原材料と分類されるようになり、サプリメントに使うことが可能となりました。
スポーツ選手が筋肉増強のために用いるのはアルギニンが多いのですが、L-シトルリンにはそれを上回る効能があるといわれています。
そのため、スポーツ選手や美しい筋肉を見せるのが目的のボディビルダーに広く愛用されています。
L-シトルリンの意外な効能
通常、サプリメントには即効性がなく、飲み始めて効果が出るまでに数か月かかる場合が多いものです。しかし、L-シトルリンはもともと医薬品だったこともあり、サプリメントの成分の中ではかなり即効性があるほうです。
L-シトルリンの効能にペニス増大効果と勃起力アップ、精力増強効果がありますが、このうちペニス増大効果はすぐには現れませんが、勃起力と精力増強には即効性があります。
これは、サプリメントの効能としては異例といっていいでしょう。また、L-シトルリンにはヒト成長ホルモン(hGH)の分泌を低下させる、「ソマトスタチン」の働きを阻害する効果があるとされています。
ややわかりにくいのですが、簡単に言うとヒト成長ホルモンの分泌を助ける働きがあるということです。ヒト成長ホルモンには重要な役割があり、傷ついた筋繊維を治したり体の成長を促進する働きがあります。
特に成長期の子供には必須のホルモンで、身長が伸びるのもヒト成長ホルモンの作用によるものです。そしてこの作用がペニスにも働いて、増大効果を生むとされているのです!
血管拡張で何がどう作用する?
L-シトルリンが一酸化窒素を生成して、血管拡張効果を生むことは繰り返し述べてきました。では、血管が拡張すると具体的に何が良いのでしょうか?
健康の基本は、スムーズに流れる血流にあると言っても過言ではありません。
血液が体の細胞に酸素と栄養を運び、細胞活動の結果生成された老廃物や二酸化炭素を運び出します。この作用が止まると生物は死を迎えます。
止まらないまでも、この作用がスムーズに行われなくなっただけで、さまざまな不具合が発生します。そして時には心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中などの生命に関わる重大な病気にもつながります。
血液が血管内を流れるには、血液がサラサラのほうがスムーズにいきます。しかし、血液がドロドロになるにはさまざまな原因が絡んでいて、簡単にはサラサラになりません。
それでも、血管が拡張して血液の流れるパイプが太くなると、血液がドロドロのままでもスムーズな流れに改善されます。
そして、それができるのがL-シトルリンなのです。ちなみに、L-アルギニンはL-シトルリンと一緒に摂取すると、さらに効果を発揮するといわれています。
しかし、実際にはこれにオルニチンを加えた3つの成分が、交互に変換しあって一酸化窒素を生成します。この3つの成分は肝臓の中でオルニチン回路(尿素回路)を形成しますが、その過程で一酸化窒素を生成します。
ちなみに、L-シトルリンとL-アルギニンはよく似ていますが、大きく違うのは吸収率の差です。L-シトルリンのほうが20%も吸収率が高いので、血中のアルギニン濃度を高めて一酸化窒素の生成を活性化させるのに貢献しています。
さらに、L-シトルリンはL-アルギニンに変換され、しかもL-アルギニンもL-シトルリンに変換されるので、同じサイクルを繰り返しながら一酸化窒素を効率よく生成していきます。
さまざまな病気の予防改善効果
L-シトルリンは体内に摂取されると血管内で一酸化窒素を生成します。
一酸化窒素には血管を拡張する作用があり、血管の中を血液がスムーズに流れるようになるため、血管障害が原因で起こる動脈硬化や心筋梗塞などの重篤な病気の予防改善が可能です。
このように、血管が拡張するだけで、人間は健康体を取り戻すことが可能なのです。それは、血液が体の隅々までもいきわたることによって、酸素と栄養が各細胞に十分に送られるからです。
血液の循環が悪いことが、すべての病気の元といっても過言ではないので、一酸化窒素が人体にもたらす作用には計り知れないものがあります。
そして、その一酸化窒素を生み出すのがL-シトルリンなのです。
L-シトルリンがペニス増大に効果的な理由
L-シトルリンは体内で一酸化窒素を生成し、血管を拡張します。これが人間の健康にとって重要なことはすでに述べました。
では、この効能がどうペニス増大に作用するのでしょうか。ペニスの中の海綿体には、無数の毛細血管が張り巡らされています。
血管が拡張すると、この毛細血管も拡張します。そして、血管が拡張した分だけ、勃起時に海綿体に流れ込む血液量が増えることになります。
するとその分だけ海綿体が増大し、より硬く勃起するようになります。また、海綿体に大量の血液が流れ込むたびに海綿体が刺激されて活性化し、細胞分裂が起こります。
分裂する細胞はわずかですが、分裂した細胞にも血液がいきわたるので、その分だけペニスが増大します。このわずかな分裂を繰り返すことで、徐々にペニスが増大していくのです!
L-シトルリンの効果をさらに発揮するには
L-シトルリンのペニス増大効果はすでに述べたとおりですが、最適な摂取量や同時に摂取すると効果的な成分を知っておくと、さらに有効に活用できます。
L-シトルリンの推奨摂取量は800㎎です。では1000㎎、2000㎎と推奨摂取量をはるかに上回る量を摂取すると、さらに効果があるのではないかと考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際にはL-シトルリンの摂取量を増やしても、あまり効果はありません。人間の体が一度に受け付ける量には限度があるので、それを超える量を摂取しても、尿として排泄されるので無駄になってしまいます。
それよりも、L-シトルリンの働きをサポートする成分を同時に摂取して、L-シトルリンの効能をさらに高める工夫をしたほうが効果的です。
では、同時に摂取すると効果的な成分とはどのようなものでしょうか。まず最初に挙げるのがL-アルギニンです。
L-アルギニンはL-シトルリンと同時に摂取することで、相乗効果を生み出して一酸化窒素の生成を活発にするのはすでに述べたとおりです。
さらに、同時に摂取すると効果的なのはマカ、トンカットアリ、アカガウクルア、ムクナ、すっぽん、朝鮮人参、亜鉛などの成分です。
これらは漢方でもおなじみの成分で、勃起力アップと精力増強に威力を発揮します。
効率良く摂取するならサプリメントがおすすめ
L-シトルリンは食物から摂取することも可能ですが、毎日スイカやメロン、キュウリ、ゴーヤを大量に食べるわけにはいきません。
たとえば、L-シトルリンを1日の推奨摂取量である800㎎摂取するには、キュウリだと80本食べることになります。
これは現実的な話ではありません。そのため、効率的に摂取するとしたら、サプリメントを飲む事がおすすめです。
L-シトルリンを配合したサプリメントはいろいろあるので、どれか1つ選んで飲むといいでしょう。なお、L-シトルリンを飲む際には、L-アルギニンを同時に摂取することをおすすめします。
L-シトルリンの吸収率は、L-シトルリンを単体で飲んだ場合は60%しかありません。ところが、L-アルギニンを同時に摂取すると吸収率は90%にアップします。
そのため、L-シトルリンは必ずL-アルギニンとセットで飲んだほうがいいのです。L-シトルリンとL-アルギニンを両方配合したサプリメントも多いので、ネットで検索してみるといいでしょう。
まとめ
L-シトルリンは、ペニス増大サプリや精力剤などに広く使われている成分です。L-シトルリンは、2007年まで医薬品として扱われていましたので、サプリメントの中では強い効能のある成分です。
体の中で合成できるアミノ酸ですが、第二次性徴期や中高年になると不足しがちな成分なので、サプリメントなどで補う必要があります。
L-シトルリンにはヒト成長ホルモンの分泌を促進する働きがあります。ヒト成長ホルモンは子供の成長期にはなくてはならないホルモンで、身長を伸ばしたり傷ついた細胞を修復する働きがあります。
この効能がペニス増大効果をもたらします。L-シトルリンには血管を拡張する作用があるので、さまざまな病気の予防や改善に役立ちます。
L-シトルリンの血管拡張作用は即効性があるので、飲むとすぐに血液の流れがスムーズになります。その結果、心筋梗塞や脳梗塞を予防し、ペニスにも作用して勃起力アップや精力増強効果を生み出し、ペニスを増大させます。